今日の新聞の一面。
「入試投稿容疑19歳逮捕」と大見出し。
茂木健一郎さんのツイート。
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@kenichiromogi一通りのツイート見させていただきました。
私がびっくりしたのわNZの被災者救出のニュースよりトップでカンニングの事が報道されていたことです。
予備校生は父を早くに亡くしているらしいです。
きっと母親に楽をさせたいために絶対大学に受かりたかったんでしょうね・・
8時間前 webから
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高橋源一郎さんは…
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@takagengen 高橋源一郎
ところで今朝の朝刊の一面トップが「入試問題漏洩」事件で、「逮捕間近」などと書いていた。連続殺人犯なみの扱い。
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ここのところ、テレビも新聞もみんなこの事件(?)のことばかりです。
ニュースでもモーニングショーでもワイドショーでも。
京大の試験問題がヤフーの知恵袋に投稿され、
不正に解答を得ようとされたという事件(?)。
と、わざわざ「(?)」マークとつけてるのは
これが「事件か?」と思っているからです。
これだけマスコミが大騒ぎしているほうが「事件」ですよ♬。
やっていることは、ちびっ子受験生のカンニングでしょ。
カンニング。
カンニングなんて科挙の時代からあるし、
去年も一昨年も誰かやっていただろうし、
今日、この時だって日本中で誰かが試みているかもしれない。
このわたしだって若いころには試みたことはあるし(上手くはいかなかったけれど)、
新聞の記事だってカンニングみたいなものじゃないか。
そんな普遍的な行為がニュースになってしまうのは、
よほど平和…とまとめるのもアホなので…
「手口の斬新さ」
にみんなが注目した、ということにしよう。
ケータイ電話、インターネット、ヤフー知恵袋(というネット掲示板みたいなもの)、というツールが複合的に使われた「きわめて高度な犯行」みたいな報じられ方がしていたりするわけで、これは笑ってしまいました。
テレビもラジオも未だに伝書鳩で記事を配信しているのでしょうか。
わたしからすれば、まったく斬新でもなければ高度にも感じないのですが、ともあれ、どうしてマスコミがあんなに大騒ぎするのかという理由を考えてみました。
(1)新しい世代の新しい手法に恐怖を感じた
総じて言えることですが、伝統的媒体はネットなどの媒体に基本的な恐怖を持っていると思います。ネットが自分たちの立場をなくしてしまうから…なのでしょう(そう感じていないホープレスな人もいますが)。
ということで、今回のカンニングの手法は、伝統的媒体や古い世代の人たちには「わからないもの」であり、「得体の知れない恐ろしいもの」だったから…という理由。
(2)とりあえず弱いものは叩いておけ
これは伝統的媒体だけでなくネット上でもあることですが、人は(あるいは日本人は)、相手が抵抗できない弱者だと、徹底的に叩く性癖があるらしい、ということ。
サービス業に対する揚げ足取りとも思える鬼クレームとかもそうですよね。
今回の場合も、絶対に本人が反論とか抗弁とかできないわけで、圧倒的な言いたい放題が可能です。
(3)世の中が清潔好きになったから
花粉症が近年増えたのは、スギ花粉の増加もそうだけど、日本人が土や泥に触らなくなったからだ、という説があります。
本来、雑菌対策で多忙なはずの免疫細胞が、清潔な環境の中でヒマを持て余し、とりあえるスギ花粉相手にも仕事をしようか、ということらしいです。
雑菌だけでなく、他のさまざまなことに、今は清潔・潔癖を求めているような気がします。
(4)実はヤフーの広告プロモーションの一環だった。
これであの少年がヤフージャパンに入社して、知恵袋担当になったりして。
と、まあ、いろいろ書いてみました。
ところで、ちょうどカリフォルニアのTEDカンファレンスに行っている
脳科学者の茂木健一郎さんがTwitterでこんなことをつぶやいてます。
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kenichiromogi 日本のクズメディア、予備校生が逮捕されて満足か?
ここ、世界の未来のことを本当に考え、身を粉にしている#TEDでは、君たちみたいなアホに賛同するやつは一人もいない。
恥を知れ。オレは、本当の日本の未来のために、闘う。 #TED #TED2011
約18時間前 webから AzeWayと100+人がリツイート
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ちょっと、すっきりしました。
つぶやきの最後の一文はわたしには荷が重いですが。
TEDカンファレンスでの茂木健一郎さんのつぶやき、熱いです。
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自由(5)セッション6が終わるころになって、はっと気付いたことがある。これまで登壇した人たちの誰も、政府自体や、政府の支援に言及した人はいない。みな、自分たちで勝手にやっている。組織も肩書きも関係ない。個人の自発性に基づいて、世界の問題について考えている。
7時間前 webから
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自由(7)JRが「願い」を出し、クリス・アンダーソンが、「会場で協力できる人は?」と尋ねると、次から次へと手が上がる。「スタジオを貸す」「パキスタンに招聘する」「建設中のビルの敷地を提供する」。それぞれのできることを、ボランティアで申し出る。その流れがいつまでも絶えない。
7時間前 webから
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わたしも、わたしにしかできないことをやっていきます。
とりあえず、今日は明後日のハフラのリハーサルです♪
今、あたまにある思いで、新曲もかきたい。