NHKの会長人事がもめてます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110112-00000027-sph-soci
当初、慶応義塾前塾長、安西祐一郎氏が会長になると思われましたが、
誰かが「安西は交際費をよこせと言ってる」というような風評をたてました。
で、その風評に基づいて、経営委員会は安西氏に辞退を求めます。
安西氏はこう語ります。
「わたしは誠実に常識でものを考えてやってきた。だが、彼らはそうじゃなかった」
60過ぎた大人が人前でこういう涙を流すというのは
そうとう悔しかったんでしょうね。
経営委員会は
「風評が出る人が公共放送のトップになるのはこまる」
と言っていますが、その風評とは「あんたが出したんじゃないの」と誰もが思うんじゃないでしょうか。
まあ、委員会のメンバーが風評の出元でないにしても、
ようは「NHKの改革は外部の人間にさせたくない」と思ってるNHKの人や
その周辺で稼いでいる人の仕業ではないかと、容易に想像されてしまいますよね。
で、相撲界を思い出したわけです。
解散か大規模な改革が必要なのに、まだ身内人事にこだわる。
病気も軽いうちは自分で治せますが、
重くなると外科的手術など、他人の手を借りなければ
治せなくなります。
一般論ですけどね。