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それはビジネスではなく、いかさまでは?
(2012年5月18日)コンプガチャの中止でさまざまな影響や憶測が出ているようです。
「これで広告収入が減るテレビ業界がたいへん」、とか、「今回の規制は省庁の利権争いだ」とか。
そもそもコンプガチャ自体を知らなかったので、「何十万円使おうが自己責任じゃないですか」という知人のコメントにも、そんなものかもとあいまいな受け答えをしてました。
でも、週刊文春の記事を読んで、これは規制すべきだ思ったので書いておきましょう。
コンプガチャ=コンプリートガチャとは携帯電話用のソーシャルゲームであります。
子供のころ、ガチャガチャと 呼ばれていた街頭ゲームがありましたが、そのバーチャル版なわけですが、カプセルに入ったアイテムをそろえる=コンプリートすることで希少アイテムが入手できるというわけです。
んで、このカプセルに入ったアイテムが、あたかもくじ引きのようにランダムに出てくるものと考えていたのですが、どうやらそうではないらしいのです。
「たとえば10枚の特定のカードをそろえるコンプガチャがあったとして、8枚までそろって残り2枚になった時点で、出現確率が低くなるように設定しているので、残り2枚はなかなかそろわない。ユーザーはそれまで投資したお金が惜しいので、残りの2枚のためにさらにお金を使う」
これは、大手のゲームサイト運営会社の社員の証言。
いや、つまりは「いかさま」ではないですか、これ。
ヤクザの賭場で、最初はわざとちょっと勝たせて、そのうち大勝負で負けさせて、金貸して、身売りさせて...という、絵に描いたようなパターンと同じ構図ではないですか。
それをハイテクコンピューターを駆使し、効率的、科学的に行うところがエグイ。
「あらゆるデーターからユーザー行動を把握し、継続率ががくんと落ちるポイントを見つけ、それを埋める作業を日常業務にしている」というのは、ゲームプログラマーの証言。
こうなると、夢もストーリーも関係ない、人心の性を利用し、コントロールし、効率よく「集金する」システムがコンプガチャ、と思えるわけです。
わたしも広告を作ってますから、人心の性を利用することは行っています。
ビジュアルやコピーで人の心を動かしたり、コントロールする技術も持っています。
けれど、それを使いすぎれば、実態商品との乖離が大きくなり、結果、顧客は離れていきます。
それがわかってるから(だけではなく、人をだますのがイヤだから)そういう広告は作ろうとはしません。
コンプガチャの怖いところは、その「顧客離れ」のタイミングもコントロールし、さらにお金を搾り取ることです。
「人心をコントロールしてお金を搾り取る技術」が肥大化したモデルのように見えます。
しかも、パチンコや競馬と違って、24時間、誰の規制を受けることもなく、ず〜っと営業してきたわけです。
グリーの広報は否定しているそうですが、その会社の最高幹部は「(コンプが中止になる)5月末までにできる限りコンプで儲けよう」と発言しているとか。
そういう売上によってもたらされる広告で支えられたテレビ業界もたいへんであります。
ところで、コンピューターくじによる「いかさま」は他にも話題にのったことがあります。
例の政治家を強制起訴した検察審査会の人選ソフトもいかさまだったと、一部の取材では報じられています。
そういう「いかさま」も、今後は取り締まってもらいたいものです。
「昔はジュリー、今はジジイ」
(2012年5月 4日)「昔はジュリー、今はジジイ」
いや、これは沢田研二本人が言ってるんです。
ジュリーファンのみなさん、おこらないでください。
さて、そんなジュリーの台詞が載ったのが今日の朝日新聞社会面。
「死の街が愛しい」
「何を護るのだ国は」
「BYE BYE 原発」
と、およそアイドルらしくない歌詞をロックサウンドにのせて歌う「今のジュリー」の様子を伝えています。
![]()
先述の歌詞は福島原発を表す「F.A.P.P」という唄から。
今はまだYOUTUBEで聴けるようです。
普段、インターネットをみないジュリー世代のおばさまたちに、今のジュリーの唄が届くきっかけになればいいですね。
「好きなことをコツコツやっていこうと思っている『昔の名前を利用しながら、ね』」というあたり、なかなかしたたかで大人であります。
一方、新聞ではジュリーの隣で山田太郎氏のことも取り上げています。
彼は原発事故の後、かなり早い時期から原発に反対する姿勢を打ち出しました。
多くの芸能人やアーティストらが姿勢表明にとまどう時期でしたから、あの斉藤和義の自身の替え歌「ずっとウソだった」と同じくらい勇気が必要なことだったかもしれません。
ちなみに、「ずっとウソだった」はこちら▼
で、あにはからんや、太郎氏の仕事は激減、事務所も退社、収入は10分の1に...。
決まっていた番組も降板になったのですが、その降板の理由としてスポンサーや東電からの圧力は実際にあったのか?
それは確かめるすべはないのですが、新聞には「スポンサーからの圧力などがあったとは聞いていない」とあります。
では、なにが彼を降板させたのか、ですが、それを山本亮介記者は「現場の空気読み」と推測しています。
これこれ、これなんですよ。この「空気」っていうのが実に難しい「壁」になっているのです。
ここでいきなり、「卵と壁の話し」になります。
※まだ読んでない人はこちら
・卵が壁に勝つ方法についての考察その1 壁になった卵たちの話
・卵が壁に勝つ方法についての考察その2 続・壁になった卵たちの話
・卵が壁に勝つ方法についての考察その3
「壁」とはシステムであり、「卵」とは個人です。
組織だったり軍隊だったり法律だったり、いろいろなものが壁になるのですが、以外とわかりにくくてやっかいなのが「空気による壁」であります。これが具体的になると「自主規制」というような形で表出するのですが、放送禁止歌のほとんどもこのパターンの壁によって生まれます。
この「自主規制」を行うシステム履行者の心理をちょっといじわるく追求すると、「わたしは、あなたのために、ほら、こんなもみ消しもやってるんですぜ」的な性根が垣間見えます。
東電であれ親会社であれスポンサーであれ上司であれ、つまりは、自分よりも強いものに対しての「従属の証」が、空気の壁になっているんではないかと思えます。
この「従属の証」を拒否することは、多くの(なんらかに属している)人にとって、重大な決断となります。
まあ、だから、自由に表現できる人、あるいはそれを目指す人は、できるだけ多くの選択肢を常に手中に置く努力を怠れません。
反感を買うのを承知で言えば、その努力を常に行っていない人は、自分自身が「空気の壁」の一部になる可能性大です。
お〜、いましめいましめ。
ところで、先日のテレビで史上最年少の上場企業のしゃちょ〜さんが出てました。
これがいい顔です。
どんな顔って⇒こんな顔
どうかごらんあれ。
胃がんなのに胃潰瘍で死にたい人たち
(2012年5月 2日)ん〜、これはおどろき、あっというまに5月になってる。
もちろん寝ていたわけではありません。
コンサルのお仕事、制作のお仕事、ネットのお仕事、そして音楽活動などなど、多忙をきわめています。
といっても、寝てるヒマはあるので、以前にくらべればそれなりのペースなのかもですが。
さて、今日はまたまた新聞ネタです。
「放射能伝えたいけど 漂うタブー感」
というタイトルで朝日新聞の社会面に掲載されてました。
郡山市のタウン誌編集者は、あるワイン店主へのインタビューをFMで放送することを広告会社の担当者から先方に断るように伝えられました。
その番組は東京電力提供の枠。
ワイン店主が原発に批判的なTwitterを発していたからだそうです。
これは、おそらく東電から直接ダメが出たのではなく、担当者が「気を利かせた」のでしょう。
テレビの時代劇にはよく出てくるキャラですよね。
でも、こういった「タブー感」はまだ構図がわかりやすいです。
困るのは、誰が「悪代官役」なのかキャスティングがわかりにくい場合です。
たとえば、福島のコミュニティFM局の鈴木則雄社長さんは、「さまざまな立場の情報を伝えるべきだ」と考え、放射能の影響を深刻にとらえる専門家の話も放送しました。
するとこんなクレームが...。
「昼からこんなことを聞きたくない」
また、県外避難する人がそれを伝えると
「そういう放送はしないで」
「出て行く人の話は聞きたくない」
というクレームが。
そして、避難しようとする人は、いじめられるのを恐れ、ひっそりと情報を集め、ひっそりと避難するといいます。
ここで、放送にクレームを申している人たちが何が欲しいのかを考えてみると、その人たちは「現実を認めたくないんだ」というふうに見えます。
わたしは、自分が胃がんだったら、早くそう告げて欲しいです。
「胃潰瘍だ」などとウソをつかれたまま死にたくはないです。
でも、いるのかもしれません。胃がんだったとしても、最後まで「胃潰瘍だよ」と言って欲しい人も。
ダチョウは危機に遭遇すると砂に頭を隠すことで、危機から退避しようとする(実際は違うのでしょうけれど)と言われていますが、それに似た反応でしょうか。
ただ、こういった行動が「人間に備わったひとつの習性」であることも指摘されています。
「正常性バイアス」と呼ばれており、外界の強烈すぎる刺激に対して「そんなことあるはずがない」と思い込もうとする習性のことです。
これは、人間がパニックに陥らないように、極端な刺激を抑制して処理しようとする、一種の「防御反応」だとわたしは考えていますが、これが度を過ぎると、まったく「防御」にならないどころか、自らを死へ向かわせる自殺的な結果を引き寄せます。
ある意味「恒常性」の一種とも解されるので、必要な場面もあるわけですが...。
で、大変化の時に生き残るためには、「正常性バイアス」に心を委ねず、「いま、一大事じゃん」とアドレナリンを出すことです。
これによって、「変化できたものだけ」が生き残るのは歴史書にまで手をやらずとも、いくらでも実例は挙げられます。
わたしは、どちらかというと変わり身が早いほうなのですが、それでも安心できません、人生なんて。
自分の「変わり身」が間に合わなければ、生き残れないのですから。
...なんて考えて生きてるのは、珍しいのでしょうか?
さて、福島の話しに戻りますが、地元のロコ放送などは、すでに漂う「タブー感」に支配され、バイアスをかけた内容しか流せない状態かもしれません。
地域の中でも疑心暗鬼も生まれているのかもしれません。
がんばって欲しいのは、紅白歌合戦とか大河ドラマとか朝の連ドラとかで、まだまだ地方の人々の多くの耳目を集めている放送局とかでしょうか。
笑福亭鶴瓶ブラックバージョン、とかが、出てきてなんか言ってくれませんかね。
放送中にハワイでお尻出しちゃって話題になったことありましたが、別な毒も出しちゃって欲しいものです。
Music Way
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