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「電子書籍の正体」の正体

昨日の新幹線の中で寝てる合間に「電子書籍の正体」(宝島社)というのを読んだ。

電子書籍がいかに儲からないかを書いてあるのだけど、
その論拠となる計算というか積算が、結局、旧態的なモデルによってなされていて、
「そのケ〜サンだと儲からないの当たり前でしょ」
という内容。
本という「商品」でいかに儲けるかを考えてる人からすれば、
電子書籍ってそういう解釈なのか、と勉強になりました(ウソ)。
電子書籍なんてフォーマットができる以前から
ネットの情報起業家といわれる人たちは
怪しげな内容とPDF書籍のダウンロードという形で結構稼いでるし、
むずかしいアプリとかフォーマットとかって必要なの? 
とも思ってしまう。
本書にも記述があったけど、ケイタイ小説だって電子書籍だしね。
また、「儲からない計算」に出てくる流通経費30%ってなんだ?
電子データを宅急便で送るのかなあ。
しかも損益分岐点が625部。
「625部を切っている電子書籍はゴロゴロしてる」とあるけれど、
そのへんのに〜ちゃんのインディーズCDでも、
そのくらいはみんな捌いてるでしょう。
「しかたがないので著者に泣いてもらって」という計算でも
「結局、出版社は儲からない」
と、あくまでも出版社目線。
儲からない理由のひとつとして
「ネットに強い作者は自分ですべて完結できてしまう」
と書いてあって、ホント、出版社の都合ばかり。
ということで、この本は
「紙の本で儲けてる人が、電子書籍は儲からないと論じて、現状維持を願う本」
という印象でした。
個人的には、
「リスクをおそれずにどんどんチャレンジを続ける人だけが未来を築けるはずだ」
という当たりのことを、再び強く思ったのでした。

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